人生で初めて観劇した舞台「北齋漫畫」レポ
FCでの抽選に通らず、舞台には行ったことないしなんかこわいし興味もないしいいかな…と諦めていた今回の舞台、北齋漫畫🗻
しかし、ネットでの反応があまりにも好評なのでだんだん気になってきて、当日券にダメもとで電話(でも100回以上かけた)したら見事に取れたので行くことにした🚶♀️
私事だが、学生時代に葛飾北斎について少し学ぶ機会があり、彼の人生については多少なりとも知識がある。毎週更新されるブログで横山さんが再三言っていた「予習をしといた方が楽しめると思います」という言葉🌊
舞台を観劇したあとだから言えるが、本当に予習はしておくべきである。予習をしておけば、この舞台は100倍楽しめる!(断言)
脅しじゃありません。本当でした。👁
空の虹は加工です…
以下本編ネタバレです。↓↓↓
最前見切れ席。
私はそこで人生で初めての舞台を観劇した。
🌊開幕
私が座っているのとは反対側に鉄蔵(北斎)(横山さん)とお直(佐藤江梨子さん)が登場。
開幕そうそう、まくし立てるように長文のセリフをいとも簡単そうに披露してみせた横山さん。私の座っていた席に背中を向ける形で演じられていたので多少聞こえない部分もあったが、横山さんはその場で一言ずつ大事に、しっかりと肉声を発して、たしかにそこに存在していた…🤦♀️
簡単そうに喋っているように見えるのは彼の地道な努力の甲斐あってこそのもの。あれほど膨大な量のセリフを覚えることに対する責任感やプレッシャーは、私たち観客には到底わかるはずもない。
そして突然の顎クイイイイイイイィィィィィ!!!!爆イケじゃない?🤷♂️大丈夫??
あれ目の前で見た人生きてる???大丈夫???(うるさい)
🌊養父に女を売る
なんやかんやで伊勢(渡辺いっけいさん)のもとへ向かう鉄蔵とお直。ここだけ見るとお父さんに結婚を前提にお付き合いしている彼女を紹介する息子か?💒👰💍と思うのだが、鉄蔵の狙いはそうではない。お直のような美人が伊勢の好みだと知っていて連れてきたのだ…
【隙あらば自分語りタイム】
※見たくない方は飛ばしてね!
鉄蔵、語りっ…ステージ上を右へ左へ…👣
客席側から見て左側に座っていた人達はわかると思うが、鉄蔵はここまでほとんど左半分のステージを使っていない。
ステージを大きく使って語る鉄蔵…──
アァ…横山さんがこっちきた…ヤバ……え、あまりにも近くない??????まって???????
右から歩いてきて立ち止まり、セリフを喋りながら客席を見る横山さん。
💥💥💥バチコーーーーン
あれ、、今絶対目合った…時間にしたら2秒くらいだと思うけど3分くらい合ってた(?)
目力が強くて、黒目がキラキラ輝いていて、ブラックホールのように引き込まれそうになる。
横山さん、生きてる…テレビじゃない、ライブでもない、1~2mの距離にたしかに存在している…
あまりの衝撃でしばらく記憶が飛んでしまいました。なので正直冒頭あんまり覚えていません、すみません。
【隙あらば自分語りタイム〜終〜】
鉄蔵がその場を去ったあとに繰り広げられる伊勢とお直の会話が面白かった😇(うろ覚えなので私の解釈したニュアンスでお届けします)
伊勢「私がこんな女のこと好きになるわけないだろ」
お直『あら、そう?』
伊勢「……歳は…いくつだ(小声)(弱気)(気になってるやん)(中学生男子か)」
お直『16です(ごめん年齢忘れた)』
伊勢「ふーん……」
そのあとお直に腿を触られた伊勢の顔があまりにも恍惚としていて、目の前で演じられていたのでうっかり声出して笑いそうになってしまった🤔💦w
🌊親子げんか(?)
お直を(伊勢に)売った金を持ってどこかへ行っていた鉄蔵が金を持って伊勢の元へ戻ってきた。
鉄蔵「おい!お直はどこへ行った!」
伊勢『しらん、どっか行った(ニュアンス)』
ここで発覚!(?)
鉄蔵、実はお直に惚れていた!
自分のもとからお直がいなくなってみたら気づいた恋心…いなくなって初めてわかる大切さですね〜ッ!!!!くぅ〜!!!!おばちゃんそういうの大好き!!!!♡♡(聞いてません)
同時に伊勢もお直が気になって仕方ない!もう少しで床入りだったのにいつも焦らされると嘆いている伊勢。もう我慢の限界じゃ〜!と気持ちにストッパーが効かなくなってから4日、お直は伊勢の前から行方をくらませているそうな。
しかしお直はどこへ行ったかいざ知れず……👘♡
男を誑かすの上手すぎる…魔性の女や…
鉄蔵「お直を返せ〜ッ!」
伊勢『そりゃこっちのセリフだ〜ッ!』
親子げんか勃発💣🔥ウワーッ!!!!!!
喧嘩が終わり(?)伊勢がその場を去った後鉄蔵が倒れ込みのたうち回るような姿があまりにもバブで死んだ👼🏻🍼
🌊佐七とお百時々お栄
佐七(木村了さん)とお百(枝元萌さん)夫婦の家に居候している、鉄蔵とその娘お栄[オエイ](堺小春さん)。
佐七はお百の前では下駄職人であるということにしているが、実は物書き。なぜ隠しているのかというと、お百は現実主義者で、物書きなどという一部の人間しか成功しない(儲からない)仕事をしてないで地道に働け!という考えだからである。
毎晩暗くなってから自分の趣味に明け暮れ、密かに物語を書いていた🖋📖
ここではとくに出番がないので割愛するが下駄屋にはバイト(?)の伍助(吉田健悟さん)がいる。
佐七は鉄蔵に自身の本の挿絵を書いてみないか?と鉄蔵に持ちかけるのだが…鉄蔵は当初は乗り気ではなかった。
佐七が蔦屋にお中元のような贈り物を届ける際、物語を一緒に持っていくこととなるのだが……出発の直前。
鉄蔵「おい!ここのシーンだけでいい、書かせてくれ!」
佐七『待て!時間が無い!』
鉄蔵「すぐ終わる!」
佐七『アァ、、🥺💦(アワアワ)(奥さんがこの部屋に来るかも)(物書きやってることバレたらやばい)(お百こわい)』
《襖》三🙎♀️スゥ……(お百静かに登場)
挿絵を描いている鉄蔵の後ろから覗き込むお百。
お百[おや、この物語は誰の書いたものだい?]
佐七『これは〜…あれだよ…鉄蔵!なっ!(頼むから察して)』
鉄蔵「(絵に夢中でお百の存在に気づいていない)何言ってんだ、お前が書いたもんだろ。」
お百[ (負のオーラ)(圧) ]
鉄蔵「アッ…😧(やっちまったって顔)」
お百[ あんたぁ〜!😡😡💢こんなもん!!(冊子ビリィーーーッ!!!!)(グシャアッ〜!!)(ヒネリツブシッ!!!!) ]
佐七『アアアアァ……😭😭オヨヨ……😭😭』
鉄蔵「……😶(自分は絵に集中してるので何も見てません✋の顔)」
そして金遣いの荒い鉄蔵。人様の家の金をバリバリ使っている💸💰
お百[ も〜!あんたたち親子(鉄蔵とお栄)、うちから出ていけ!]
鉄蔵「今はそれどころではない!!!!」
\ ドッ /
会場、とんちんかんな返答に笑いに包まれる。
開演前に読んだパンフに、お百役の枝元さんが「周りがおかしい人だらけで私が悪者に見えるだけで、私は至って普通のことしか言ってないから一番共感できると思います」と書いてあった。マジで今日イチ腑に落ちた👽
🌊お栄の存在
鉄蔵が19歳の時に生まれたというお栄。
2人は親子というよりむしろ兄妹であった。
めったに弱音を吐かない鉄蔵が唯一自分の本当の姿や弱い部分を見せられるのがお栄だけなのだ。
口にはもちろん出さないが、鉄蔵はお栄のことを本当に大事にしているのだなあ、とところどころで読み取れる。
🌊親子エロ本争奪戦(?)
ふたたび伊勢のもとへやってきた鉄蔵とお栄。
お栄は遊んでいたが、『これで美味いもんでも食べてこい』あっちいってろとお金を渡してお栄を追い出す伊勢。「なるほど……大人の話があるんだな」とめちゃくちゃ察しのいいお栄😭😭いい娘や😭😭😭
鉄蔵と伊勢、大の大人が2人して同じ女に惚れていて、その女は行方知れずという…これなんて少女漫画?🤔
鉄蔵はお直のことが忘れられず毎夜毎夜お直の裸を想像して春画(※えっちぃ絵)を書いているという。性欲の発散方法が独特すぎてさすが北斎というか、天才のそれ。
それを聞いた伊勢、目を見開く👁
伊勢「おい!その春画売ってれ!」
鉄蔵『いやだね。これは俺だけが楽しむもんなんだよ(ニュアンス)』
何この親子?こわ…
現代に置き換えると中学生がこっそり買ったエロ本をどうしても読みたいお父さんみたいでそう思うとヤバいな……🙏考えないでおこう
🌊魔性の女すぎん?
鉄蔵、心中に興味。
次お直に会ったら心中してしまうかも…と思っていた矢先、鉄蔵のもとへふっと現れたお直。
鉄蔵、大喜び。(((o(* ˙-˙ *)o)))しかし…
お直「まって、一言言いに来ただけなの。今夜○○(場所忘れた)へ来て。じゃあね!ウフフフフ!」
鉄蔵『おい待て!!!!』
お栄《ちゃん(お栄は父のことを"ちゃん"と呼ぶ)、本当に行くの?》
鉄蔵『すまねえ…ッ!(お栄の肩を掴み)お直に会ったら本当に心中しちまいそうだから見守っててくれ…』
お栄《わかったよ、ちゃん!!!》
夜🌙*.。★*゚
集合場所に到着した鉄蔵。
そこで鉄蔵が見たものとは───!?
(ドキュメントバラエティ風)
向かいから、手ぬぐいを頭にひらりとかけた(手ぬぐいを髪の毛に見立てたようなイメージのかけ方)の伊勢がやってきた。
伊勢はついにお直と結ばれると浮き足立って歌い踊りながら登場したため鉄蔵の存在には気づいていない。
鉄蔵「……😑」
伊勢『(ヒラヒラ~)(舞踊り~)お直〜どこだ〜!……[ドンッ(鉄蔵にぶつかる)]……アッ🤯』
鉄蔵・伊勢『「……」』
そりゃ気まずくもなるわなw
そこにお直の声。
お直[ いいわよ〜こっちへきて! ]
伊勢『ヤッターーーー!!!!(声のした方を覗き見る)…………これは、酷い、、、』
鉄蔵「(同じく覗き見ようとする)なんだ、どうした……ッ!?」
ε=ε=ε=┌(; ・_・)┘💦💦
ふんどし一丁で走り抜けてきた一人の男。
その正体は、、、
佐七の家にいたバイトの伍助だった!!!!🙄
伍助〈お、俺はなんもしてねーからな!この女が勝手に脱がせて……!!!!〉
伊勢『これはひどい……ひどすぎる……ひどすぎる……』(立ち去り)
お栄と佐助が、突然の衝撃的な出来事の連続で呆気に取られている鉄蔵の元へやってきた。すると
??(誰のセリフが忘れた)《あっちで誰かが首を吊ってる!》
お栄『ちゃん!おじいちゃんが……!』
伊勢、首を吊って死んでしまう。
(そのシーンは影で演出されている。暗転してそこだけ光るので結構ゾッとする)
🌊亡者のつどい
伊勢、死後の世界という設定で下界(?)に登場するシーン。ステージの後方、襖が上下二段構えになっていて亡者は上のステージに登場するという面白い演出。
頭には白い△をつけ、手は前に垂れ下げてお化け役を熱演😂
てっきり伊勢だけが出てくるのかと思えばいつのまにお百さんも死んでる〜ッ!!?!?!?え、いつ死んだ〜!?!?!?
しかしこの二人、めちゃくちゃ面白い。
この亡者のコントコーナー(失礼)では、舞台の演出上語りきれなかった北斎の素晴らしさ、西洋にまで影響を与えた北斎漫畫がいかにすごかったのかを語りで説明してくれる。
これは北斎履修してたらなお楽しめるぞ……👀(予習の念押し)
🌊とうがらし売り
突然とうがらし売りを始めることにした鉄蔵。
唐辛子売りをするイメージをする鉄蔵。ステージ上を踊って歌って楽しそうな顔をしていた。
とんとんとんとんとうがらし!🌶🎶
ひりりとからい、とうがらし🎶
エッ…突然の横山裕くん……ただの横山くんすぎてしんどい、かわいい。絶対ファン死んだでしょあそこ?(主観の押しつけ)
でも実際の唐辛子売りも、「とんとん唐辛子、ひりりと辛いが山椒の粉、すはすは辛いが胡椒の粉、七味唐辛子~」と言っていたそうな🌶
🌊お栄と佐七
めちゃくちゃ好きだったシーン!!!!
ここまであんまりお栄の話書けなかったけどここで書くから許して(?)
佐七のもとで暮らしていたこともあるお栄。佐七はお百の死後、物書きとして思う存分毎日執筆に明け暮れていた。
お栄、佐七と二人きりの空間であるが2人はもはや親子のようなものなのでなんの邪推(とは)すら抱かなかった私。
お栄ちゃん健気でかわいい〜😭すき〜😭となったシーンをうろ覚えのニュアンスでお届けします。(また)
佐七「しかしお栄ちゃんもかわいそうになあ。あいつ(北斎)に振り回されてばかりで恋愛もしてないだろ?いい人見つけて早く結婚したらどうだ」
お栄『ちゃんは私がいないとダメなんだよ…そういう佐七さんこそ、お百さんいなくなってもう1年だよ?新しい奥さんいらないの?』
佐七「いい子がいればいいんだけどなあ、もう体力も落ちてきたしなあ」
お栄『まあそうかあ、そうだよなあ』
佐七「さて、床を敷くか」
お栄『!?』
佐七「若い頃に比べて体力は落ちたが、まだまだ私も若いもんには負けん」
お栄『えっえっえっ…そりゃ、私は別に構わないけどさ?(明らかな動揺)』
佐七「最近は筆を持つのも手が震えてな、でもまだ大丈夫だ、さあ、床につこう」
お栄『(いそいそと服を脱ぎ始める)(ちょっと嬉しそう)』
佐七「そう、もう最近小さい文字と漢字がよく見えんくてなあ。今から言う文章を代わりに書いてくれ」
お栄『え!?!?(ここで盛大な勘違いと気づく)(ワタワタといそいで服を着る)』
佐七「○☆%#×+〒(書いて欲しい文章をどんどん喋っている)」
お栄『(ワタワタ…)(くそー!勘違いか!)(恥ずかしい〜!)(テレテレ)(急いで筆を取り猛スピードで文章を書いていく)(顔は悔しそうな恥ずかしそうな顔)』
佐七「あ、わからない所はひらがなでいいぞ〜、俺が後で書き直すからな」
お栄『(めっちゃ悔しそうな恥ずかしそうな顔ずっとしてる)(キイィー!て顔)うわぁーーーーー!!!!(泣いてる)』
お栄ちゃん佐七のこと好きやったんな〜😭😭😭なんて健気な子なの😭😭😭勘違いしちゃうくらい好きだったってことでしょ泣いた😭😭😭これはさすがに佐七が悪い!!!ww
頼むから誰かお栄ちゃんを幸せにしてあげて🥺🥺🥺💦💦
✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ 休憩20分 ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩
🌊(再)亡者のつどい
休憩明け、亡者の語りからスタート。
って、え〜!?!?!?お直もいつのまに死んでる〜ッ!!!!
ちょっとびっくらこいたぞョ…心臓にわるぅ…˙˚ʚ😇ɞ˚˙(何も悪いことはない)
例によってまたコメディチックにいろいろと教えてくれる亡者たち。
お直、途中なんていうセリフだったか忘れたけどちょっと噛んでて慌てた素振り見せて可愛かった☺️
(どこの亡者のシーンか忘れたからここってことにしとくんだけど)佐七の家に女の影があることを察知したお百が天空から梯子で下界に降りようとしてめちゃくちゃ爆笑した😂
伊勢が「そんな簡単にいけんのかよ…」みたいなこと呟いてたのほんとワロタ😇😇
内容つめこまれすぎて亡者のシーンだけで休憩明けすでにおなかいっぱいなんですけど👨👧👧w
🌊唐辛子おじさん
念願叶って(?)ついに唐辛子売りになった北斎(横山さん)。
(どこで名前変わったか忘れたのでここから北斎と呼ぶことにします)
しおしお…としおらしい態度で大きな唐辛子🌶のリュック?を背負って佐七とお栄の前に登場する北斎。
おい!!!!!さっきまでの威勢はどこに行ったんだよォ〜ッ!!!!北斎〜ッ!!!!と思うくらいなんかしおしおしてしまってただのおじいちゃんになってしまった。
うろ覚え唐辛子売りの北斎セリフ集🌶
「あれ?さっきまで俺にずっとついてきてた野良犬がいなくなってる…」
「おかしいなぁ、さっきまでいたのに…」
「野良犬に唐辛子舐めさせたら喉と足がやられちまったんだよぉ」
「最近はなぁ、野良犬や野良猫とお話するのが楽しみなんだよぉ……」
え、かわいいがすぎない??????🤦♀️🤦♀️
生気のない北斎、かわいい……愛……
ライブで唐辛子背負ってくれてもいいのよ☺️🌶(誰目線だよ)
🌊周囲の人間性、神
しおしお北斎を見兼ねたお栄は、佐七に「もっとちゃんのこと褒めてあげて!」と懇願。
ハァ…お栄まじ健気……抱きしめたい……🤝
して佐七は佐七で、蔦屋(だったか忘れたけどなんか偉い人)に『俺がお金を払うから北斎の絵を刷ってくれ!ただあくまであんたがあいつの絵を気に入ったってことにしてくれ。もちろん俺が金を出してることも言わなくていい!』と北斎を陰ながら支援。
北斎、めちゃくちゃ人間として愛されてない??お願いだから愛情に気づいて……🤦♀️💦
そんな佐七の思惑はつゆ知らず、金を貸せとせびりにくる北斎。
オイオイ待て〜!!!!佐七はなぁ、お前のためになぁ、、😭😭ウッ
これ以上甘やかすべきではないと判断した佐七は、「今後お前に金は貸さん」と冷たくあしらう。すると北斎、『お前がその気なら俺だってもうお前の挿絵描かないモンね〜だ!べ〜!』と言わんばかりの態度。
🤔(あれ、このコーナー、すぐムキになる横山の時間かな?)(違います)
ほ、北斎おまえ〜ッ!!!!もっと周りの人大切にしろよな😭😭😭😭😭😭
🌊お直、転生の巻(?)
すっかりジジイになった北斎。
当然、お栄も佐七もヨボヨボなんだが……
ある日突然、弟子入り(?)したいと北斎の元にやってきた娘がなんとなんとお直そっくりじゃないですか!
北斎、「お直が帰ってきた🥺💦」と大喜び。
しかも名前まで[お直]というそうな……
どういうこと?転生?しかし性格は若干異なるようです。私にはあんまり分かりませんが北斎には分かるらしい。
強いて言うなら初期のお直から色気と謎をとっぱらってピュアにした感じ?まっさらというわけじゃないけど……
北斎、興奮冷めやらぬ中お栄に「おい!お直にいい服をこしらえてやれ!」と言うのだが何せ金がない🤷♂️
するとちょうど(都合の)いい所にやってきた佐七。佐七は両目がほとんど見えない状態にまで陥っていたのだが、この世の景色の美しさに目覚め生きる喜びを感じている!とアツいことを語っているのだが北斎はそんなこと聞いちゃいない。
北斎「おい佐七!おまえ、全財産持ち歩いてるんだってな?お直にかわいいべべ(服)を買ってやりたいから金よこせ!」
ジャイアンかよ……🐷
しぶしぶとお金を取り出す佐七。渡すんかいw
お栄にお直の仕立てを任せ、北斎は佐七と二人きりに。
🌊ツッコミ不在老人会
お直のことで頭がいっぱいの北斎。
どんだけ過去の恋愛引きずってんのww
北斎「お直はなぁ……(つらつらとお直について語る)」
佐七『お主、最近小便の出はどうじゃ』
北斎「あの身体がなあ……」
佐七『最近胃の調子はどうじゃ?』
北斎「おぉ〜!何十年ぶりにタってきたぞ〜!(都合上カタカナにしておりますがド下ネタ)」(自分の股間鷲掴みッ!!)
佐七『☆%¥€×÷(忘れたけどまたなにか噛み合わない話をしている)』
北斎「あぁ…」(股間に視線を落としながら手をそこに当てモゾモゾ…トントン……)
佐七『なぁにをさっきからもぞもぞやっとるんじゃ!』
🌊オラ春画描きてぇだ!
北斎、お直に会えた興奮が冷めないので妄想がもう膨らみに膨らみまくって大変。(「なにが」膨らむか、は言ってないよ)(はいそこの貴方!変な想像したでしょ!)(ごめん黙りますね)
女体に大ダコと子ダコを絡めつかせて恍惚とした表情をしている女が描きたいという妄想を抑えきれず、タコを買って帰宅。🐙ヤベェな
北斎「あのやろ〜、いいタコ用意しとけって言ったのにできてねえじゃねえか!」と想像と違うタコをもらって帰ってきたようでブツブツというシーンも。
でもお直は(あんなおじいちゃんの言うこと聞くもんですか!プン!😠)と脱ぐ気は無いご様子。まあそりゃそうですよね😌
そこでお栄まさかの一言。
「お直さんが脱ぐ気ないなら仕方ないねぇ、私が脱ぐよ(着物の紐スルスル~ッ)」
帰宅早々絵を描く準備をしてお直を説得(?)していた北斎は『おばけ書くんじゃねえんだ!』
とお栄の提案を一蹴👻ひどいw
🌊佐七、自殺願望
ついに両眼が見えなくなってしまった佐七。
籠屋に運んでもらい北斎の元へと来たが、まともに歩くことすら出来ない。
声を頼りになんとか北斎の居場所を当てようとする姿が切なくて泣いた。
佐七「北斎、どこじゃ〜」
北斎『ここだよ、こっちこっち👏(パンパンと手を鳴らして合図)』
佐七「おぉ?こっちか……?」
北斎『こっちだよ👏』
佐七「よーし、当ててみせるぞぉ〜」
北斎『……👏(静かに佐七に近づく)』
佐七「(つまづいてふらつき北斎の腰に抱きつくような姿勢)お主、さてはわざとこっちへ来たな?」
北斎『…………ン゛〜!!あぁ、そうだよ!!!!悪いか!!!!』
エーン😭😭この二人の友情素晴らしいすぎる😭😭😭北斎、普段は口に出さないけどほんとに大事にしてるんだなあ……
佐七も佐七で、切腹しようと北斎の家まで来たと言う。最期を北斎に看取って欲しいという希望でやってきたのだが、北斎はその提案を拒否。そりゃ目の前で死ぬなんて寂しいよね😭😭
佐七はもうヨボヨボで、手足も震えてしまって大変な状況。お栄はそんな佐七の腕を揉んでやった。そんな2人の姿を見た北斎は『あ〜俺も手がしびれて筆が持てねぇ〜!(筆をつかもうとして大げさに落とす動作)(お栄をチラチラ見る)』と嫉妬心……なのか?むき出しの行動。
お直が横にいるのに、お栄のことを見据えてた。お栄が自分の傍から離れるの、本当はめちゃくちゃさみしいんだろうな……
🌊AVかな?
めちゃくちゃ重要なのにきっかけど忘れしたんだけど、結局お直は脱いでくれることになった。
お栄に見立てられたお直を見た時の北斎、若い頃のようにイキイキとした表情と反応で若い頃の面影を見た。お直の腰に抱きつく所作がどちゃくそ興奮の種……あれ、たしかここのシーンだったよね……?(うろ覚えすぎてごめん)
大ダコ子ダコの春画をどうしても描きたい北斎なので、自身の思い描く「女体とタコ」の姿を忠実に再現させようと半裸状態のお直にタコ(おもちゃなんだけどわりとリアルでちょっとかわいい)を絡ませる🐙🚺
大ダコは足から絡ませ、女子のあれにアレで…子ダコは口に纏わせるように……とちょっとえろがすぎない?という感じのセリフのオンパレード。(直接的にどエロいセリフ言ってるわけじゃないけど想像力が豊かなので死ぬ)
横山くん主演のAV見とるんか?ワシは(黙って)
タコに犯されて感じてるさまを描きたい!と興奮している北斎🤦♀️
(例によってうろ覚えのニュアンスのセリフ集)
「足はもっとつま先をこうグッと丸めろ!(手でお手本を見せる)」
「もっと表情は恍惚とさせるんだ…」
「犯されて狂ってしまいそうに感じている表情を描きたい!」
子ダコの演出の時だったかなんかわすれたけど興奮してちゅっちゅってリップ音みたいなん鳴らすのどエロかった……
動くananのセ○クス特集なのかこれ……?(違います)
タコがこうやってこうやって……って影での演出もいろいろと想像力が掻き立てられてめちゃくちゃ興奮しました😤横山さん、すごくイキイキとしていた。
しかしお直役の佐藤江梨子さん、ああ見えて人妻子持ちってヤバすぎない?あの色気……💋美しいし言うことなしかよ…非の打ちどころがねえな👸
🌊おーい!
佐七とお栄の関係に嫉妬(?)心爆発の北斎は、二人を家から追い出すことに。
北斎「お前らなんか出ていけ!」
とりつく島もなく、言われるままに出ていこうと寄り添い歩く2人👵🏻👴🏻
そんな二人の後ろ姿を眺めていた北斎は意味ありげに何度も「おーい!お栄!」と叫ぶ。
お栄はその度に振り向くが、北斎はそのあとに言葉を続けることは無い。
この呼び掛けには、本当は行かないで欲しい、けど自分から追い出した手前引き止めることはできないという北斎の葛藤が含まれている。
ついに佐七が『「おーい」と言ったな?お栄には"応為"を名乗らせるから』と言うようなことを言っていた。
アアアアァ?!?!ここ個人的に胸アツ展開すぎた……
そして去ってゆく二人の後ろ姿…
この後ろ姿がまた切なくて切なくて、私はこっからずっと泣いてました。
🌊またかお直
お栄がいなくなり、春画もやめることで北斎はまた生きる意味を失いかけていた。そんな北斎に愛想を尽かしたお直は北斎の元を離れたいと思うように。
そこで考えついたのはかつての伍助(割愛したが伍助も亡者になっている)によく似た青年を捕まえ、昔のように無理やり犯させようと部屋に連れ込んだお直👙
青年はバレたらまずいって!と慌てた様子だったが、お直は見られるためにやるんだからいいの!と強気な態度🤛
北斎『……』
お直「私、ここを出ていこうと思うの」
北斎『あぁ、すまんがそうしてくれ』
お直「(あまりにあっさりとした態度にびっくり)」
北斎『……ごゆっくり…(襖スーッ)』
細かい会話忘れたけど、お直が何か言う度に首振ってておじいちゃんかわいい……🙎♀️
北斎はもう歳を召しているのでかなりぼけている節があった。お直のことをお栄と呼んでおり、やはりお栄がいなくなったショックは相当大きいと推測できる。
お直はきっとそんな北斎の態度に多少なりともウンザリしていたから家を出たいと思ったのだろう。海を渡る夢、叶ったんかな。
🌊これからの人生設計
佐七は人生を計算して設計してきたと気づいた北斎。下駄屋をやったのもなにもかも佐七の計算通りだったと。しかし、佐七は目が見えなくなることまでは計算に入れていなかったようだ、な、
北斎、90歳。
ようやく人生に明確な目標が出来たのだが、予習してる人には分かるよね、このシーンが泣ける理由。書きながら思い出して泣いてる😭
「俺は、101歳まで生きるんだ。」
「90~95まで西洋画の勉強をイチからやって、99歳で総仕上げ。」
「100歳で納得のいく絵が描けるはずだ。その時が楽しみでわくわくするなァ!」
声がしゃがれていて、枯れているのでしょうが老人役を演じるにふさわしい声色になっていて、味が出ていてよかったです。
🌊最期のとき
ついにお直もいなくなり、完全に独り身となってしまう。
佐七と同じように俺も目が見えなくなってきちまった……とおもむろに目隠しをし、ステージ壇上をうろうろ。
段差…危ない!と思ったがさすがに稽古を何回も重ねてるだけあって落ち方もカンペキ。
描きたいのに描けないという葛藤がよく見えて、悔しそうにうずくまる北斎の姿が切なくてさらに泣いてしまう。
舞台とは関係無い考えタイムに入る私
🤨{こんな近くで横山くん見ることないから分からなかったけど、意外と身体大きいんだな…細いから華奢に見えてるけど一つ一つのパーツがしっかり男の人だ…)
誰にも看取られずに死んでいくのかと思った矢先、お栄がやってきた。
お栄「ちゃん!」
しかし北斎は朦朧とする意識の中、お栄をお直と勘違い。なんとか立ち上がり、お栄を後目にかつて購入した妙連様にこう言った。
「お直を返してくれてありがとう。」
「でも本当のこと言うとお栄を返して欲しい。」
「お栄におぶってもらって旅をしたいんだ…」
「あいつ、意外と力あるんだからな……」
と、お栄の目の前でついに本音を口にしたのであった。
「あと10年、いや5年あれば、本当の絵が描けたのに…」
死を迎える直前、一瞬意識が戻った北斎は自分を抱えているのがお栄だと気が付き、そのまま息絶えた──
佐七も北斎もいなくなっちゃったお栄ちゃんのことを考えると胸が苦しすぎて無理…
お栄ちゃん役の堺小春さんの演技が本当にすごく上手くて、この舞台を観るまで存じ上げなかったけど一気にファンになった。表情の使い方から声の出し方、すべてにおいて引き込まれる演技で。
ほんとにお栄がそこにいるような錯覚に陥って、感情移入して、お栄のこれからのことを考えていたたまれなくなってボロボロ泣いてしまった。
🌊閉幕
一瞬の暗転からすぐ、演者たちのカーテンコールが始まった。
伍助、お百、お直、お栄、伊勢、佐七、北斎の順で一人づつ登場。(伊勢と佐七が逆かもしれない)
伍助役の吉田健悟さんが私の席の目の前の壇上に出てきて、距離でいうと1~2mくらいだったんだけど観客を見渡すときに泣いてる私に気がついたようで、ちょっと😯💦みたいな顔してた。驚かせてごめんなさい(笑)
鳴り止まない拍手。1度は演者たちははけて行ったが再び登場し会場はさらに大きな拍手に包まれる。
最後にはスタンディングオベーション。
舞台中央から横山さんが1人登場し、深くお辞儀をして「ありがとうございました!」と言っていた。
襖が閉まる直前の直前、角の席なのでほんの一瞬しか見えなかったけど、両手を振っていた横山さん。
葛飾北斎からアイドル横山裕に戻った瞬間だった、きっとどセンターで見てた人は心臓撃ち抜かれたと思う💘
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以上、拙い文章ながらに思い出しつつ他の方の書いたレポを参考程度に見つつ書いた感想です💁♀️
演出の順番が多少異なる場合があります。何せ興奮でうろ覚えですので……ゆるちて🥺
ところどころ「描く」と「書く」、「横山くん」と「横山さん」など表現がごちゃごちゃになっているところがありますが興奮したまま書いたのでまとまらなかっただけです、お気になさらず…🤐💭w
人生で初めて観劇した舞台が北齋漫畫で、本当に心からよかったと思えました。この日のことは一生忘れずに私は生きていきたいと思います👵🏻知りもしないくせになぜか舞台に苦手意識あった過去の私、まじでぶん殴りてぇ。
演者7人だけでここまでの内容の舞台を作り上げられる演出家さん、演者さんの熱量、本気で向き合っている姿勢がヒシヒシと伝わってきました😌
最後に、ここまで見てくださった方本当にありがとうございます🙇♀️
そして北齋漫畫に関わっている演者さん、スタッフの方々、その他全ての方に感謝を伝えたいです。本当に素晴らしい舞台をありがとうございました。